以前にブログでアトピーに絶大な効果ありとして朝食抜きの半日断食について紹介しましたが、今日は1日断食の効果ややり方について紹介したいと思います。
参考にしているのは西式甲田療法です。
私自身は半日断食もそうですか、1日断食もアトピーにはとても効果があると思っています。
実際、自分自身、脱ステ脱保湿中は毎日朝食抜きの半日断食をして、ときどき1日断食を取り入れていました。そうすると体がどんどん変わっていくのがわかりました。これには驚きました。
正直、33年間ステロイドも含めアトピーにいいと言われることは何でもやってきましたが、効果を実感したものはありません。(効果があったのは初期のステロイドくらい)
しかし、断食はアトピーがよくなるかどうか以前に、まず体重が減って、体が軽くなり、気持ちも前向きになって、体が敏感になっていきます。
そして、食べたものに正直に体が反応しだし、自分に何が良くて何が良くないのかわかってきます。その過程でかゆみは徐々に減っていきます。これが私の実感です。
ですからもしアトピーがにっちもさっちもいかなくなっているようであれば、試す価値はあると思います。
私の場合はもうこれしか残されていなかったというのが正直なところなんですけどね(^_^;)
1日2食の半日断食の方法についてはこちら。
アトピーを半日断食(1日2食)で治そう!詳しい食事改善方法
アトピーの治し方①1日2食にする(半日断食で腸をきれいに)
Contents
私が感じた1日断食の効果ベスト5
半日断食とは別にここでは1日断食で感じた効果について述べてみたいと思います。
①かゆみの軽減
とくに脱ステ中などかゆみに悩まされているときは、食べないでいると時間が経つごとにかゆみが軽減されていくのを感じました。消化にエネルギーを使わない分、傷や患部の修復にエネルギーを集中できるせいか治りも早いような気がしました。
②とにかく体が軽い、体がラク!
新しい食べ物が体の中に入ってこないので、内臓は中に入っている残り物を消化するだけでよくなります。ですから新規の消化がない分、体がラクです。消化のエネルギーって燃費をものすごく食うんだなと思いました。
また腸の鈍重感がなくなります。
食べ物が入ってこない状態を体験して初めて「普段は腸ってすごい重たいんだな」ということがわかります。
腸の中がすっきりして体も軽く感じます。腸がすっきりしていると頭の中も含め体全体が軽やかな感じになります。
③頭が冴えわたり、リラックスできる
食べないとふらふらして頭がぼーっとするのではとよく心配される方がいますが、逆です。冴えわたってきます。
通常脳は食事で得られたブドウ糖をエネルギー源として使いますが、食べないでいると脳は脂肪から分解されるケトン体というものをエネルギー源として使うことがわかっています。
つまり脳は飢餓状態になると体内に蓄えられた脂肪からエネルギーを補給し始めるわけです。
しかも、ケトン体をエネルギーとした脳は、α波を増やし、β-エンドルフィンが増すことがわかっています。α波は集中したりリラックスしたときに出る脳波、β-エンドルフィンは鎮痛効果や気分の高揚・幸福感をもたらす神経伝達物質です。こうした医学的な根拠からも断食の効果は証明されています。
また、だんだんと時間が経つにつれ食べなくても平気になりそれと比例するように頭が冴えていきます。
1日断食の終わりの頃にはもう食べなくていいかもと思うくらい、体と心が落ち着きます。ここまでくると大変な食欲との戦いも終わっていますので、頭の中もものすごく静かになっています。
(だからといって独断でそのまま続けるのは絶対にNG!)
④腰が軽くなる
とくに後半になればなるほど、ぱぱぱっと体が動くようになってきます。たとえば先延ばしにしていたことに取りかかったり、電車で座っているときにお年寄りが乗ってきたりするとさっと席を譲れたりします。
⑤何気ない食事に感謝の気持ちが戻ってくる
翌朝の復食のおかゆがこの世のものとは思えないほど美味しく感じます。
ただのおかゆ、ただの梅干しなのに、なんでこんなに美味しいの!!とじんわり涙がでてくるくらいです。
ひとくち食べることに内臓に染みわたっていきます。このおいしさはかなりの衝撃です。
日頃いかに惰性で食べていたのかに気づかされます。
ただ悲しいことに徐々に日常に戻るにつれ、感謝が薄れていきます。なので、ときどきこうした飢餓状態に自らを置くのは食べ物のありがたみを思い出す意味でも重要なのではと思います。
以上が私のベスト5でした。
そのほか、「奇跡が起きる半日断食」に断食の10の効能として
- 断食は眠っている本来的な力を呼び覚まし、体質を変える
- 断食は快感をもたらす
- 断食はエネルギーの利用の仕方を変える
- 断食は宿便を排せつする
- 断食は自己融解を起こす
- 断食は遺伝子を活性化する
- 断食はスタミナをつける
- 断食は免疫を上げる
- 断食は活性酸素を減らす
奇跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている! (ビタミン文庫・甲田光雄著) 87ページ
とあります。
このように断食は大変な分、得るものも大きいのも特徴です。
1日断食の大変なところ
食欲との戦い
とにもかくにも食欲との戦いです!
初めて挑戦するときはそれはもう大変だと思います。
間違いなく食欲モンスターに変身します(笑)。
何をしてても考えるのは食べ物のことばかり。食べないって決めたのに冷蔵庫開けてみたり、これなら大丈夫かもとせんべいを一枚手に取ってみたり。
おすすめは食べ物に近寄らないこと。なのでテレビや雑誌は見ない方が無難です。
絶対に食レポの番組など見てはいけません💦
なので、逆に、初めて挑戦するときは、熱が出たり風邪っぽいときにやると食欲もないので成功しやすいです。(風邪でご飯が食べれなかったときにアトピーがよくなったことありませんか?あれは知らないうちに断食をしてたからです)
あとはすまし汁断食や青汁断食、りんごのクリーム食断食でチャレンジすれば、食欲もまぎれるし少し頑張ればやり遂げられます。
1日断食のやり方
やり方はいたってシンプルで「丸1日固形物を摂らない」というものです。
とはいっても水だけだとつらいので、いくつか西式甲田療法で勧めている断食法をマンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書 (ビタミン文庫・甲田光雄著)から紹介したいと思います。
すまし汁断食
①3合(540ml)の水に昆布・干し椎茸各10gを入れ。数時間おく
※前日の夜にセットしておくといいでしょう
②火にかけ、沸騰直前に昆布と椎茸を取り出し、しょうゆ30mlを入れる
③②に黒砂糖を30g溶かす(ここでは溶かさずに黒砂糖を固形のままかじる用にとって置いても可)
④これを1食分として1日2回、昼・夜に熱いうちにいただく
私は脱ステで汁まみれの時は黒砂糖でもかゆくなったので、黒砂糖はなしでいきました。
本では塩分がやや多いので腎機能の悪い方は後述の青汁断食をすすめています。
青汁断食
5種類以上の野菜250gで作った青汁を飲む断食です。家庭用のミキサーやジューサーで作りますが、私は面倒なので鍼の先生にすすめてもらった粉末の青汁を利用しました。
青汁を水に混ぜて500mlのペットボトルに入れ、さらにそこに液体酵素を入れて飲んでいました。
他にも市販の野菜ジュースで代用することもできます。
飲む量は1日2回昼と夜に200mlです。
リンゴのクリーム食断食
①リンゴ1個半を1食分としてこれを1日2回いただく
②リンゴをすりおろし、クリーム状にして食べる
これも青汁断食についで簡単です。それに断食?と思ってしまうほど、リンゴを食べてる感がすごいので、気持ち的にもラクです。
そのほかの断食方法
ほかにも本では以下の断食が紹介されています。
寒天断食
棒寒天1本半を1食とし、黒砂糖や蜂蜜と一緒に固めていただく断食。
果汁断食
リンゴやブドウなどの果汁をしぼって飲む断食。
酵素断食
液体酵素などを飲む断食。腸内の清掃をおこなう目的もある。
重湯断食
あたたかい重湯を茶碗に1杯ずつ、1日に3回飲む断食。
断食明けの復食に注意!!!
翌朝は復食となりますが、食べ過ぎないようにくれぐれも注意してください。
(といいつつ、私は何度も失敗してドカ食いしています笑)
急に食べると胃腸に負担をかけてしまい、1日断食の苦労が水の泡となってしまいます。
マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書 (ビタミン文庫・甲田光雄著)には復食について
朝:おかゆ茶碗1/3
昼:おかゆ茶碗1/2
夕:おかゆ茶碗1/2
とありますが、
奇跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている! (ビタミン文庫・甲田光雄著) には
復食は断食明けの翌日の朝食のみ茶碗1杯のおかゆに梅干しとあり、
昼食からは普通の食事に戻してかまわない、としています。
自分ができる方を選べばいいと思います。私はもっぱら後者です。
復食にあたって知っておいたほうがいいこと
翌日いったん食べ物が体に入ると、その1~2時間後からすぐおなかがすきはじめます。
だからといって「おなかがすいた!」と食べないよう注意してください。
甲田先生は食べれば食べるほどお腹がすくと先日本のレビューで紹介したサンプラザ中野さんとの対談本食べ方問答―少食のすすめ 我が心の師に健康道の奥義を訊く! (97ページ)で述べています。
中野 一日三食食べていて、そのうえ、おやつを間食していると、朝食も昼食も食べたのに、午後の三時頃におなかがすきますが、あれはどういうことなのですか。
甲田 そのことを私は、偽腹(ぎふく、にせばら)と呼んでいます。食べるからおなかがすくのです。たとえば、いつも朝食を抜く人が、つき合いでたまたま朝食を食べたとします。すると、お昼にはいつもより早く、しかも強く空腹を感じます。これは胃腸が荒れ、胃腸の粘膜に傷がついているために起こる現象です。実は、朝起きたときに空腹を感じるのも、偽腹です。というのは、夜遅い時間に何か食べると、翌朝、ふだんよりも空腹を感じます。
これは断食明けに復食を食べた後にも強く感じますが、甲田先生が述べているのと同じように、出張で朝食を食べたときやつき合いで夜遅くにたくさん食べたときなど、どのあとにやたらとおなかがすきます💦
ですから特に断食明けの復食のあと、偽腹にだまされてドカ食いしないように気をつけてください。
復食のおかゆに関しては「炒り玄米スープ」が簡単です。作り方は後日記事にします!
最後に
いかがでしたでしょうか。
私は先日久しぶりに1日断食をおこなったら体が軽くなり頭痛が抜けたので、やっぱり断食はすごいと思いました。
断食実施から2日経っていますが、まだ体の軽さは持続しています。今度はまだ1度もやったことのない寒天断食にチャレンジしてみようと思います。
まだ1日断食はハードルが高いという方は半日断食からチャレンジするのがおすすめです!
よろしければ下記もご覧ください。
私の脱ステと脱保湿の記録はこちら
復食・日頃の食材は生活クラブがおすすめです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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