【アトピーに贈るエール】アトピーでも顔上げて自信持って。あなたは汚くないし素敵な人です。

明日から新社会人、新一年生になるアトピーさんも多いと思います。そのほかにも新年度で、新しい部署に配属になったり、新しく後輩や部下ができるなど、4月は新しい出会いが容赦なく降り注いでくる時期です。

そこに私たちアトピーが希望に満ちて何の不安もなく新しい場所に踏み込んでいけるでしょうか。たぶん多くの人がNOと答えるでしょう。

今日は私が日頃大事にしている、アトピーでも堂々と誇りを持つための考え方を書いてみたいと思います。
少し真面目で堅苦しく感じるかもしれません。
でも、こういう考え方もあるんだなと参考になれば嬉しいです。

なぜ自信がもてないか

アトピーは見た目に影響する病気です。

酷いときは顔や首、手などの見えるところがボロボロの汁汁だったり、汁は出ていなくても赤くなっていたり色素沈着で黒ずんでいたりします。

その状態を諸手をあげて喜べる人なんていません。気になって当然です。

では、なぜ気になるのか。それは、世の中で良しとされていることと反するからです。

肌が荒れているより、きれいな方がいい
肌が黒ずんでいるよりも、白い方がいい
太っているよりも、モデルさんのように痩せていてかわいい(かっこいい)ほうがいい

私たちは人間関係において自分の位置をはかるとき、人と比較して相対的に優れているか劣っているかで判断します。目に見えない「優劣のはしご」が存在するのです。

その際、アトピーであることは常に不利に働き、いやおうなく「劣」のレッテルを貼ることになります。

常に自分は相手よりも劣っている「下」の存在となってしまい、自信を失い、自分は駄目な奴だと思ってしまうのです。

本当に駄目な奴なのか

でもその判断基準は人の価値をすべて網羅しているでしょうか。
あなたの価値を正しく反映しているでしょうか。

実はすっぽり抜けていることがあります。
それは人間としての対等性をとらえる尺度です。
これは上か下かではかるスタンスではなく人の尊厳をはかる尺度です。
この尺度は人から与えられるものではありません
また人と比べることで手に入るものでもありません
自分の内側から生み出し、自らが気づくものです。
私たちはこの内側の輝きに気づいていないだけで、誰もがすでに持っています

では、内側の輝きに気づき自分の尊厳を取り戻すためにどうしたらいいのでしょうか。

まずは「人の価値をはかるのは優劣のはしごだけではない」と知ることがとても大事です。

たしかに肌は他の人に比べたら酷い状態だけど、だからといって私の人間としての価値が低いわけではない

たしかに顔から汁がでているかもしれないけど、だからといって私が相手よりも人間として劣っているわけではない

この尊厳の手綱だけは絶対に自分から手放さないようにするのです。この手綱を握れるのは自分だけです。しっかりつかんで握りしめてください。

内面化した差別

こうした社会の価値をはかる構造に私たちは小さな時からさらされ、実は知らないうちに自分の内面に取り込んでいます。それが「内面化した差別」です。

アトピーである私たちは外部からの差別にさらされていると思いがちですが、実は一番手強いのはこの内面化した差別なのです。

これはアトピーだけに限らず、世の中のマイノリティもみんな外側からの差別と内側からの差別に苦しんでいます。

障がい者、セクシャルマイノリティ、被差別部落、人種差別、ハンセン病やHIVなどの病気の差別、ほかにも女性差別、シングルか既婚か、子どもがいるかいないか、お金を持っているかいないか、学歴があるかないか、など

これらをすべて優劣のはしごで見てみると、当事者はすべてはしごの「下」となるのが今の社会です。

また自分を「下」と認識し、価値のない人間と思い込むことで、自己表現や自己主張ができなくなっていきます

少しでも相手から嫌われないようにとNOが言えない、仕事を上手に振ることができないなど、ますます袋小路に追い込まれていきます。

だからこそ、上か下かではかるスタンス以外の、人間としての対等性をとらえる尺度、人の尊厳をはかる尺度が重要なのです。

どんな状態だろうとも、自分は人としての価値がある

難しいかもしれないけど、そう思ってみてほしいなと思います。

atopy is beautiful

かつて黒人は自分の黒い肌を汚いと思っていました。そして1960年代から70年代の公民権運動の中で、こうした根強く内面化された差別を払拭し黒人達の意識を根底から変えていくために掲げられたのが「black is beautiful」というスローガンです。

黒いことは美しい

私は脱ステでドロドロの時にこの史実を知りました。

そしてatopy is beautifulと心の中でつぶやいてみて「ウソだ!」と叫びました。現実とのギャップに大泣きしました。

泣きに泣いて、こんなこと絶対に思えないと言いながら、いつも頭の中にatopy is beautifulのスローガンがありました。

この記事「【アトピーと家族関係】家族間ストレスとアトピー悪化の深い関係」にも書きましたが、私にとって脱ステと食生活を変えることは生き方を変えることだったから、周りの大事な人たちに助けを求め、しんどいときには泣き、その中でも喜びを見つけたときは一緒に笑い、そうこうしているうちにだんだんと自分の中に力がみなぎってきました。

その間もいつも頭の片隅にatopy is beautifulがこびりついていました。

自分の現実を認め、自らの尊厳を手に取り戻していくうちに、私の中で価値観がだんだんと転換されていきました。

もしかしたらアトピーの私でも美しいかもしれない

もしかしたら肌がぼろぼろで汁まみれの私でも美しいのかもしれない

もしかしたらかさぶただらけのしわしわの手でも美しいのかもしれない

そう思ったらまた泣けて泣けて、自分の体をいとおしく感じられるようになりました。

black is beautifulも
atopy is beautifulも
見た目に対する価値観の転換と、心の中に深く染みついた自分自身を蔑む気持ちを解放するための言葉なんだと思います。

15世紀末から続く黒人の辛く悲しい歴史に比べたら、私の数年間の苦しみはちっぽけなことかもしれません。しかし、おそらくこの間、atopy is beautifulというスローガンで揺れ動いた私の気持ちは黒人達の気持ちの変遷と近いものがあったのでないかと思います。

社会の変化、他人の変化を待つのではなく、自分の中に小さな輝きを取り戻し、意識を変えていくことはできます。私たち一人一人が胸を張って生きていくことは、実はアトピーをとります社会を変えていくことにつながると私は信じています。

具体的に新しい人間関係でどうふるまえばいいのか

では具体的にどうすればいいかというと、一番簡単にできることは、ボディランゲージを変えることです。

ボディランゲージとは、声の調子や姿勢、目線など、体が物語る体からの言語です。決して身振り手振りを大きくしようと言うことではありません。

最初は、心から自分は価値のある人間だと思うのはとても難しいです。これまで内面化してきた自分への差別が心の変化を阻みます

それならば、体の姿勢から変えてしまうのです。

そうすると不思議と心の持ちようが後からついてきます

ですから、どんなに肌が酷くても背筋を伸ばし、顔を上げて胸を張ってみてください。
無理!と思っても試してみる価値はあります。

いま、もしよかったら、この記事を読んでいる手を止めて、

椅子に座っている人だったら骨盤を立てて座り直し、立っている人はその位置のまま地面にしっかり足をつけて背筋を伸ばしてみてください。胸を張って、顔をまっすぐ上げて正面をとらえ、眼力をこめて力強く前を向いてみてください。そして自分の心に注目して、どんな感じがするか味わってみてください。

どうですか、体の中から力がみなぎってくるような感じがしませんか?

反対に背中を丸めて、首をうなだれて、目を伏し目がちにしてみてください。こうした弱々しいボディランゲージにしてみると、とたんに自信がなくなるような気がしてくると思います。

体の姿勢は心と直結しています。とても有効なのでぜひ試してみてください。

相手は何を見ているか

中には表面(肌がきれいかどうか)だけを見る人もいると思います。その人に照準をあてて自分の価値を判断するのはとてももったいないことです。こういう人はあなたの弱々しいボディランゲージに敏感に反応し、弱みにつけ込んでくるかもしれません。

相手は優劣のはしごであなたとの関係をはかり、「優」の立場にいることをあなたに知らしめようと心ない言葉をかけてくるかもしれません。

そんな相手に遭遇しても、私たちはどのように自分を捉えて、どのように振る舞うか、自分で決めることができます。

他のはしごを探して、その人より優れている部分を探すのも一つの手かもしれません。しかし、このはしごだけで自分の存在価値をやりくりするのには無理がありますし、この優劣は簡単にひっくり返ったりします。

そこで有効なのは、やはり人間としての対等性・尊厳をはかる尺度で自分をしっかりと捉え、こちらの振る舞いを変えることです。

自信のない態度で接するのではなく、顔を上げてしっかりと相手の顔をみて、落ち着いた態度で接してみてください。

これまた不思議と相手の態度が変わってくると思います。

会社で起きがちな事

先輩や上司と接するときに、相手はなんとも思っていないのに、自ら優劣のはしごでどんどんと下へ降りていき、自信のない態度を取ってしまうこともあるかもしれません。

また、悪気のない先輩から「顔が赤いね、どうしたの?」と言われることもあるかもしれません。

そうしたら、やっぱり頼りになるのはボディランゲージです。背筋を伸ばし顔をあげて相手の顔をまっすぐ見てみてください。そして次に落ち着いてなんらかの言葉を発してみてください。

「ご心配ありがとうございます。私アトピーで、季節の変わり目とか結構肌が荒れてしまうんです」

と誠実に率直に、さっぱりと言ってみるのもいいかもしれません。

もしくはアトピーと言いたくないのであれば、

「ご心配ありがとうございます。私、肌が弱いんです。この赤みは私も気になってるんですよね」

と言うのもありかもしれません。

同僚から言われたら、

「がーん!(>_<) 気にしてるからショックだわ~!そこは胸にとどめておいて〜😱」

と明るく返してもいいかもしれません。

何かしら正直に言葉を発することができると、その相手を苦手に思わなくて済みます。何も言えないでいるとだんだんと相手のことが嫌いになり、恨むようになってしまいます。

言葉を発することは自己信頼を築いていくことにつながりますので、いくつかパターンを想定して練習しておくのもいいかもしれません。

勇気づけの言葉

最後に、先日出会った勇気づけの言葉をあなたに贈りたいと思います。

勇気づけの言葉

あなたが長い道のりの果てにここまで来るのには、
どれほどの勇気が必要だったことか。
あなたは知っています。
あなたは勇敢な人です。
良い人です。
創造力があり、誠実で、心の純粋な人です。
強くて、おもしろくて、親しみやすく、信頼できる人です。
こうしたことをまだあなたが知らないでいるとしたら、
それはただ自分自身についてもっと発見する必要があるというだけのことです。

未来は自分の手で変えることができます✨️
あなたの門出を心から応援しています!

 




最後まで読んでくださってありがとうございました!
質問や感想などありましたらお気軽にコメントください(^^)/
あなたにかゆみのない平穏な日々がくるよう心からお祈りしています。

ランキングに参加しています。
クリックで応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 病気ブログ アトピー性皮膚炎へ

☺️ツイッターやってます!フォロワーさんとのおしゃべりが楽しいです👍

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です