アトピー長くやってるといろんな人からいろんなこと言われます。
それで傷つくこともあるけど、中には「え?」と驚くようなことも言われたりします。
今日はタイトルの通りアトピーがひどすぎて方角を勧められたお話です。
それは派遣先での出来事だった
メンタルで約8年勤めた会社を辞めた後、しばらくして派遣で働き始めました。
そこは母体がとある信仰団体で、派遣されるにあたって派遣会社からは「ちょっと変わった会社ですけどいいですか」と確認されました。
私は家から近いし自転車で通えるのが何よりも魅力だったので、「気にしません」と答えて紹介してもらいました。
行ってみるとそこは、占いサービス、お金が貯まる白い財布の販売、開運の印鑑や名刺を販売している会社でした。たぶん占いは信者(?)確保のため、開運グッズはすでに信者になった人に販売し利益を出すための商品のようでした。
私の仕事はWEBと印刷物を更新する役割で、白い財布のチラシを作ったり、開運名刺のレイアウトをしたりしてました。
当初は勧誘されたらどうしようとか、白い財布を勧められたらどうしようとかいろいろ心配しましたが、みなさんとてもいい方で、そのような勧誘をされることはありませんでした。アトピーが酷くなるまでは・・・。
アトピーが酷くなったら
そこで勤務してるうちにだんだんとアトピーが酷くなっていきました。たぶんメンタルの不調が完全に良くなっていなかったのと、仕事自体のストレス(来る日も来る日も開運グッズの広告が意外にこたえていた)が原因だと思います。時期的には↓この記事の脱ステ開始直前だと思います。
私の脱ステ・猛烈な排毒との戦い【写真付き】1年ごとの詳しい記録
職場のみなさんはきっと心の中では私のアトピーを見て「うちに入れば治るのに」と思っていたことでしょう。でも辛抱してそういうことは言わないでいてくれたんだと思います。
しかし、爆発したアトピーで連日出勤するうちに、40代の男性が声をかけてきました。
男性「さな吉さん、方角って見てもらったことある? 」
心の声:ギャーーー、ついにキターーーー! しかも方角ーーーー!!!
私 「いやありません。なんでですか?」
男性「いや、肌が大変そうだからさ。方角ってすごく関係あるんだよね。うちの名刺だって印鑑だって全部方角みて開運させてるわけだからさ。うちの先生に方角見てもらったらきっと良くなるよ」
心の声:ひゃーーー、絶対に嫌ですぅ!
私「ありがとうございます。でもいまは大丈夫です」
と答えてすぐ仕事に戻りました。
ビックリしたけど嫌な感じはしなかった
半年くらい勤めていて、勧誘されたのはその一度きりです。そのことを考えると良識的というか、人がいいというか・・・。私は運が良かったのかもしれません。
見るに見かねて声をかけてしまったんでしょうね。
方角?と思ってビックリしたけど、そんな嫌な感じはしませんでした。
たぶん裏にある「大丈夫?」という純粋な気持ちが声音に現れていたからだと思います。
汚ないとか気持ち悪いとか思ってる人って、隠してても目線とか声の端々にその思いが現れているんですよね。だからわかっちゃう。アトピーは人の目を気にして生きてきましたからね、その辺すごく敏感です。
言いたい人には言わせておけばいい
大事なのはそのときどう対応するか、です。
断れないと方角みてもらうことになっていたと思うし、場合によってはそのまま入団なんてことにもなりかねません。
以前の記事
の出来事から、いろんなシュミレーションしてたので、このときは無事に断れました。思ったことを言えなくて悶々とするのはアトピー悪化の原因にもなりますからね。
アトピーが酷くて打ちひしがれてるときは、こうしたささやかな意思表示が自信に繋がりました。
肌がボロボロでも自分の尊厳を守る方法はあるんだってわかったのは嬉しかったです。
この辺の意思表示についてはまたの機会に書いてみたいと思います。
こんな記事も書いてます。よかったら読んでみてください♪
【声を大にして言いたい】アトピーの人はいい人だ!!!!!!
【アトピーと家族関係】当時の弟の気持ちを知って泣いた話。見ている方もつらかった
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