脱ステ前(10代〜20代)のアトピーがどれだけ酷かったか友だちに聞いてみた

毎週水曜日21時から「さな吉自分を大切にするラジオ」放送中!

アトピーっていつの年代でもキツいですよね。
あの心が蝕まれる感じたるや、想像を絶するものがあります。

その中でも10代20代ってとりわけ大変だと思う。(もちろん30代以降も大変だけど)
進学、仕事、恋愛、一人暮らし・・・

社会に出て行く段階で、たくさんチャレンジしないといけないことや勇気を出して飛び込んでいかないといけない場面があるわけだけど、アトピーってだけでめっちゃハードルが上がっちゃうんですよね。

でもそれを毎日どうやって乗り越えようかって考えながら生きていることは凄いことだと思うし、

ただ生きているだけで、並外れた辛抱強さや根気強さが必要だと思うんです。

私が、アトピーの人はすごい!みんないい人! と思う理由はそこです。

この記事では私の10代後半から20代の頃のアトピーを振り返りつつ、どうやってその時代を生き抜いてきたのか、書いてみたいと思います。

20歳年上のお友だちで料理の恩師

先日、昔をよく知る友人と川越の酵素玄米を食べられるライトニングカフェで食事をしました。


(松花堂御膳)

私が18歳から25歳くらいまでしょっちゅう会ってた人で、私より20歳年上の人です。

名前は洋子ちゃんといいます。

洋子ちゃんは友だちのお母さんで、友だちは2つ下の男の子だったんだけど、途中からその友だちそっちのけで会うようになりました。

今思い返してみると、一時期は週に2〜3回ペースでご飯ご馳走になってました。

実はこの人が私の料理の恩師なんです。

家に遊びに行くと必ず台所で料理するところを見ていました。

横に立ってずっとおしゃべりしながら、洋子ちゃんの手元をみてたんです。

だから私、料理が上手になったんだと思います。

アトピーが酷かったこと、忘れてた

それで、先日洋子ちゃんと食事をしながら、ふと思ったんです。

そういえば、私、20代の頃ってアトピーどんな感じだったっけ?

自分ではそんなに酷くなかったような気がして、しょっちゅう一緒にいた洋子ちゃんに聞いてみました。

私さ、洋子ちゃんち行ったりしてた頃、そんなにアトピー酷くなかったよね?

自分では「ちょっとアトピー出てた」くらいに思ってたので、てっきり、「うん、そんなでもなかったよ」と返ってくると思ったら

ううん(首を振る)、酷かったよ(きっぱり)

とあまりにもキッパリ言われたのでびっくり!

それでもあきらめきれなくて

でもさ、けっこう落ち着いてた時期だったと思うんだけど・・・

とねばってみたら、

ううん(首を振る)、酷かった(きっぱり)

と断言されました。


(豆腐のチーズケーキ)

アトピーの手にいつも包帯を巻いていた

さらに洋子ちゃんの話は続きます。

だってさ、泊まりに来ると寝るときは必ず包帯を巻いてたし、膝の裏もじゅくじゅくでいつもかゆそうにしてた

そうだった。言われるまで忘れてた。

私、包帯巻くの得意だったんだ。

手首から先、5本の指にも全部巻いていたんだけど、夜中によく眠りながら包帯くるくる巻き取って、お腹の上に置いて、さんざんかいて、また眠りながら包帯巻く、というのよくやってた。

だから、私、目をつぶってても包帯綺麗に巻けるし、それが自分の特技でもあったんだ。

アトピーで顔と首が真っ赤だった

と、ここまで自分の過去を思い出しながらもまだ諦めきれなくて、もうちょっと食い下がりました。

でも、見た目で一発でアトピーってわかる感じだったっけ?

うん、一発でわかった(きっぱり)

でもさ(まだ諦めきれない)、顔とか首とかには出てなかったような気もするんだよね

ううん(首を振る)、出てたよ(きっぱり)この辺とか、この辺とか(眉毛のところとか首をさわりながら)いつも真っ赤だったもん

なんと! 私、記憶を改ざんしていました。

それにしょっちゅうステロイド軟膏塗ってたし、早苗ちゃんにつきあってアトピーに効くっていう化粧水や乳液をよく買いに行ったよ

そうでした。洋子ちゃんの記憶力に脱帽・・・。

アトピー商法にもしっかりお金を貢いでいた

今思うと完全にアトピービジネスだったと思うんだけど、高田馬場に笹の葉(うろ覚え)というブランドがあって、そこのアトピーにいいという化粧水と乳液やクリームを買いに行ってたんです。

あと口紅などの化粧品も買ってたと思う。

化粧水一本でたしか3,500円くらい、乳液やクリームとあわせて毎回1万円くらい使ってました。

そのほかにも当時は板橋の皮膚科に通っていて、ステロイドと酸性水をもらいながら週一で神経ブロックの注射もしてたから、かなりのお金をアトピーに使っていたと思います。

だんだんとリアルに当時のことがよみがえってきて、やっと自分のアトピーが酷かったことを思い出しました(笑)
時間かかりスギィィィィィーーー(^^;)


(店内の様子)

10代後半から20代半ばは生きるのが一番辛かった時期

なぜ、こんなにも自分のアトピーを忘れてしまっているかというと、アトピー以外に家族の問題が山積みで生きることそのものが大変だったからだと思います。

10代半ばで家族が崩壊してから24歳の時に家族のアディクション問題が発覚するまで、事件やトラブルが続出で、ジェットコースターに乗っているような毎日でした。

そんな中、私自身も進学、就職、恋愛、一人暮らし、といった社会人になっていくためのハードルがいくつもあって大変な時期でもありました。

でも、私がラッキーだったのは、洋子ちゃんという存在がいたこと。

無条件に信頼してくれる人の大切さ

そして当時のことが走馬燈のようによみがえってきました。

いつも「早苗ちゃん、早苗ちゃん」って私のことを大事にしてくれたな・・・

 

私の話すことを面白がってくれたし、一緒にいるだけで「早苗ちゃん好き!」と思ってくれているのが伝わってきたな・・・

 

それに私、一度も洋子ちゃんに怒られたことも批判されたこともない・・・

 

洋子ちゃんは絶対に気分によって態度を変えたりすることもなかったし、不機嫌そうにして人をコントロールすることもなかったし、年上だからって偉そうにすることもなかった・・・

 

年が離れていても私を一人の人間として尊重してくれて、絶対的に私を信頼してくれて、私の未来は明るいって信じていてくれた人だったんだ・・・

こんなことがばぁーっと頭に浮かんできて一つの考えに至りました。

ああ、私、この人にもの凄く救われてたんだ

思わず涙が出そうになりました。

家では家族の心配ばかりしていて自分のことは二の次にしてたけど、洋子ちゃんの前ではたぶんマシンガンのように自分の話したいこと、ずっと話していたんだと思います。

あの時間があったらから、自分を保てていたんだなと気づきました。

それで、洋子ちゃんに気づいたことを伝えました。

私、洋子ちゃんのおかげで、人の道を外れずに、あの時期を乗り越えられたんだね

だって早苗ちゃん波瀾万丈だったもんね
私、だいたい早苗ちゃんちになにがあったか知ってるよ

そうそう、親の借金とか、父親の女性問題とか、弟が薬物依存になったこととか、住んでたマンションを夜逃げ同然で引き上げたこととか、いつも洋子ちゃんに聞いてもらってたんだ。

私は洋子ちゃんのこと「料理の恩師で、私がこうやって自炊できるようになったのは洋子ちゃんのおかげ」と思っていたけど、それ以上のものを私に与えてくれていたんだ。

こんな大事なことを忘れてるなんて私のバカバカバカ!と思いつつも、こうやって気づくことができて良かったと思いました。


(小江戸川越の町並み)

 

否定せずに話を聞いてくれる人がいると違う

私があの過酷な時代を生き抜くことができたポイントは

・私を信頼して、否定せずに話を聞いてくれた人がいた

これにつきると思います。

もともとアトピーで自己信頼は低かったけど、洋子ちゃんが私の見た目に惑わされず中身をみてくれたことが自信にもつながっていたんだと思います。

実際、洋子ちゃんに

そんなに酷かったんだったら、皮とかいっぱい落ちてただろうに、よくあんなに何度も泊めてくれたね

と言ったら

わたし表面で人のこと見ないから。中身でちゃんと人のこと見るからさ

と、さも当たり前のように返ってきました。

 

 

今アトピー真っ最中の人は、信頼できる友だちにもう少し自分の気持ちを自己開示して、深い話をしてみてもいいかもしれません。

あとはツイッターで日々のことをつぶやくのもオススメです。

仲間もたくさんいるし、フォロワーさん同士でいろんなおしゃべりできるので、一人じゃないんだなって思うことができます。アトピーのことを専門につぶやくアカウントを作るといいと思いますよ。

私もツイッターやってますので、ぜひつながりましょう♪☺️(@kihoncho

 

最後に

アトピーだからと自分を自己卑下している人もたくさんいると思うけど、世の中見た目(アトピー)で判断する人達ばかりではありません。

そんな見た目で判断するようなくだらない人達に照準を合わせて、自分にダメ出しし続けるなんてもったいないです。

だって、あなたは汚くないし、いい人だし、価値のある人だから。

人から言われたことなくても、間違いなくそうだから。

まず、それを自分自身が信じてあげてほしいなと思います。

どんなに肌がひどくても、顔上げて、胸張って堂々としてみてくださいね。

姿勢が変わると誇らしい気持ちが自分の中にも芽生えてきます。

ぜひ試してみてください😉

追伸

今年の夏、姪っ子と一緒に写真を撮りました。

化粧も保湿も日焼け止めもなんにもしてません。(スイマセン、眉毛だけちょっと書き足してます(^^;)

いまも半日断食で1日2食の生活を続けています。食べないものも多いし、ファーストフードでの外食もコンビニでの買い物も一切しないけど、全然不自由は感じないし、いまとても幸せです。20代の自分に「大丈夫だよ、あなたはちゃんと乗り越えられるから」と言ってあげたいです。

そして相変わらず生活クラブLOVEです。毎日美味しいご飯を食べています。(ちなみに今日はささみフライの予定!)

私の食生活に興味のある方は、「【アトピーにおすすめの食事療法】失敗しないシンプルな方法(しかも満足できる食生活!)」も読んでみてくださいね。

詳しい脱ステ・脱保湿のくわしい記録はこちら↓↓↓

アトピー脱ステ脱保湿・猛烈な排毒との戦い【写真全58枚】1年ごとの詳しい記録

アトピー脱保湿2回目・激しいリバウンド【写真全42枚】9ヶ月の詳細な記録

デリケートゾーン(陰部やちくび)のアトピーについてはこちら↓↓↓

誰にも言えなかった陰部のアトピー【アトピーと性の関係】

誰にも言えなかったちくびのアトピー【私のかゆみ対策】

体質改善のために私が取り組んでいたもろもろはこちらです。
   ↓↓↓↓↓
①1日2食にする(半日断食で腸をきれいに)
②腸にキズをつける食べ物を摂らない
③半日断食+スイマグで腸内環境を整える
④石けん、シャンプー、洗剤類を一気に変える
⑤半身浴で脱ステ中の排毒(デトックス)を促す




最後まで読んでくださってありがとうございました!
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あなたにかゆみのない平穏な日々がくるよう心からお祈りしています。

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