アトピーは腸のキズが原因 キズを治せば肌はきれいになる

サンミのごはん

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アトピーを治すにあたってその原因を知ることは必要不可欠です。しかし皮膚科に行っても薬は出されるものの、明確な原因を説明されることはありません。

表面的な治療を続けてアトピーを長引かせるのは、あなたにとって非常にマイナスです。アトピーは見た目に影響を及ぼす病気ですので、もれなく「自信をなくす」というおまけがついてきます。いたずらに自信を失っていくなんて、そんなもったいないことってないじゃないですか。

ここはひとつ、根本的なアトピーの原因を理解して、きれいな肌と自分自身の誇りを取り戻しましょう。アトピー歴・ステロイド歴33年のわたしでも、この原因を理解し、解決策を実践するようになったらすっかり肌がきれいになりました。

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2017.02.15

ポイントは腸にあります。理論的にはそんなに難しいことではありません。ゆっくり読んでぜひ理解してください。

腸壁のキズを治せば肌もよくなる

アトピーになると肌の表面ばかりに気が向きがちですが、一番ケアすべきは腸です。腸は内臓の中でも最大の免疫器官であり、第二の脳とも呼ばれています。その腸は食べた物や飲んだ物から栄養を吸収して、いらないものを排泄するという大事な働きをしています。

しかし、その腸の中で食べた物が渋滞し、腐っているとしたらどうでしょうか。あなたのおならがくさいとしたら、まず間違いなく腸内の環境は悪くなっています。

腸の働きが低下すると、腸内で食べた物の渋滞がおこり、排泄物が滞留します。その内容物は腸内で異常発酵(腐敗)し腸壁を傷つけます。本来、健康でキズのない腸であれば、アレルギーの原因であるタンパク質が取り込まれたとしても、腸内の消化酵素によってアミノ酸へと分解され、正しく体内へ吸収されていきます。

ところが腸の粘膜がキズだらけのわたしたちアトピーの場合は、そのキズから分解されないままタンパク質が体内に取り込まれて、同時に、異常発酵で発生した毒素なども吸収されてしまいます。それが皮膚近辺でアレルギー反応を起こし、かゆみや発疹などアトピーの症状となって現れるのです。

※異常発酵した腐敗物はいわゆる「宿便」と呼ばれている物

ポイント! 腸壁にたくさんついたキズが悪い物を体内に素通りさせている

キズの原因その1 食べ過ぎ(量の問題)

あなたの肌がボロボロだとしたら、残念ながら腸壁もキズだらけだということです。これを考えてみれば、いくら表面(皮膚)に薬を塗ったとしてもアトピーは治らない、ということに納得がいきませんか?

ではなぜそんなにもキズだらけになってしまったのか。

原因の一つは食べ過ぎです

これは大きな考え方の転換が必要なのですが、現代栄養学にのっとった食べ方だとすでに食べ過ぎなのです。

朝昼晩の食事に加え、おやつや夜食、ちょこちょこといろんなものを口にしています。そうするとひっきりなしに食べ物が入ってくるので、消化器官はフル回転です。休まる暇もなく次から次へと仕事をこなしていかなければなりません。腸は悲鳴を上げています。

そうするとどうなるかというと

・休まるまもなく消化しなければいけないので、腸のキズを治すことまで手が回らない
  ↓
・入ってきた物を完全に消化できない
  ↓
・排泄物が異常発酵(腐敗)を起こし宿便となりさらに腸壁にキズをつくる
  ↓
・タンパク質を分解できず、宿便から発生した毒素とともに体内に吸収される
  ↓
・皮膚に炎症を起こす

ブラック企業で酷使されている人と同じですね。次から次へと仕事がきて、休む暇もない。そんな人にどんな高価なサプリメントや薬を与えても、健康にはなれませんよね。休むのが一番です。

ポイント! 腸を休ませてキズを治そう 

 

頼りになる掃除屋さん、モチリン

固形物を取らずに腸を休ませると、キズの修復に時間を使えます。私たちが休暇を取るのと同じように腸にもお休みが必要です。お休みさせる=空腹の時間を作る、ということになります。

空腹の時間が続くと「グー」とおなかがなりますよね。あれは実はおなかがすいた合図ではなく、「掃除中です、食べないで」のサインなのです。ここもひとつ今まで思っていたことと違いませんか。

「グー」となっているときに、消化管ホルモン「モチリン」が分泌されています。モチリンは胃の収縮を起こし、さらにその収縮が腸へと伝わり、腸のぜん動運動を促して便を出口へと送り出します。収縮を繰り返し、うんせうんせと排泄を促してくれるのです。モチリンは残りカスや宿便をお掃除してくれる頼りになるヤツなのです。

ただし、このモチリン、空腹状態が続かないと出てきません。ですから、鍵は「空腹の時間」にあります。食べる量を1日3食から1日2食に減らし、空腹の時間を確保する。そうすることによって腸のキズは修復され、アレルギーを起こす物質が体内に入ってきても、血中に入ることなくブロックすることができます。つまり、肌に出なくなるわけです。

ポイント! 1日3食から1日2食へ、空腹の時間を確保しモチリンを活発に!

キズの原因その2 食べている物(質の問題)

食べる量が多すぎるのに加え、食べている物(質)の問題もあります。
腸にとっても、刺激が少ないおだやかな食べ物と、キズを作る良くない食べ物があるのです。

腸壁にキズをつける食べ物

キズを作る食べ物は以下の通り

①白砂糖
②化学調味料や添加物
③化学的に精製された油(トランス脂肪酸)
④輸入小麦(残留農薬)
⑤乳製品
⑥抗生剤を投与されたお肉
~~~~
上記を摂らないようにしても症状が改善されない場合は
⑦小麦(グルテン)

いずれも腸内の悪玉菌が増加し、腸壁をキズつけます。

①~④:精製した物、化学的に薬品を使った物が腸内環境を悪化
⑤⑥:動物性食品の摂取による腸内環境の悪化
(牛乳はタンパク質がアレルギーを引き起こし、肉は腸内で悪玉菌を増やす)
⑦小麦に含まれるグルテンがアレルギー源となる

ですから、これらを摂取しないようにすることが大切です。
ファーストフード、ファミレス、コンビニなどで食を調達すると、ほぼ必ずと言っていいほど①~④が含まれます。基本的な食の調達場所を変えましょう。⑤⑥はまず量を減らして、腸内環境を悪化させないように心がけましょう。お肉は食べるのであれば安全に飼育された抗生剤などを大量に投与されていないいいお肉を食べるようにしてください。
優先すべきは何を食べたいかではなく、どうすれば腸のキズが治るかです。

・食事は野菜中心の和食にする
・ファーストフード、ファミレス、コンビニには行かない
・お菓子、ジュースをやめる
・食の調達は自然食品店やオーガニックの宅配生協を利用する
・もし外食するなら自然食レストランで
・お肉を食べる場合は健康に育てられたものを良く噛んで食べる

ポイント! 腸壁を傷つける食品を避ける

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まとめ

ここまで読んで、アトピーを良くするには腸のコンディションが鍵になるということは理解していただけたでしょうか。

ポイントは腸のキズを治すこと。
そのためには
・腸を休ませる
・腸内環境を悪化させる食物を取らない
これにつきます。

実践は本当にきついけど、腸が良くなればアトピーは良くなります。
いっそストイックに取り組まれることをおすすめします。体はやったらやった分だけ、けなげに応えてくれます。

脱ステ・脱保湿と同時に私が取り組んでいたもろもろはこちらです。
   ↓↓↓↓↓
①1日2食にする(半日断食で腸をきれいに)
②腸にキズをつける食べ物を摂らない
③半日断食+スイマグで腸内環境を整える
④石けん、シャンプー、洗剤類を一気に変える
⑤半身浴で脱ステ中の排毒(デトックス)を促す

脱ステの詳細な記録はこちら

アトピー脱ステ脱保湿・猛烈なかゆみとの戦い【写真全58枚】1年ごとの詳しい記録

2017.02.15



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