最近忙しくてブログがなかなか更新できていないのですが、ここ1週間の更新できなかった一番の理由は、虫垂炎で緊急入院&手術していたからです。
最初は胃腸の不調だと思っていたのですが、どんどん胃が痛くなっていって、最後には布団にくるまって、走った犬のようにハアハアしながら脂汗かいてう~う~うなっていました。
車で自宅に向かう家族に電話し、あと10分で帰ってくるというので、帰ってきたら救急車を呼んでくれと頼みました。このときが家族は一番心配だったようです。そりゃそうですよね、電話口からは「ハア、ハア」しか聞こえてこないんですもの。
それで夜九時に近くの多摩医療センターに運ばれました。
原因不明の痛み
ERでいろいろ話を聞かれ、朦朧としながらも答えるものの、なかなか原因が見当たらず。そのとき可能性として医師が挙げていたのが膵炎と盲腸でした。でも盲腸は比較的あっさりスルーされて、膵炎イチオシだったような気がします。あとは以前子宮筋腫を取っているので、子宮や卵巣からの不正出血なども疑われました。
採血して、レントゲン撮って、CT撮って、婦人科でも内診受けて、この間、点滴も痛み止めもなし。このときが一番痛くてつらかった
ERの細いベットで体を丸め、歯をがちがち鳴らしながら「寒い~、痛い~」とうなっていました。
かゆみvs.痛み
瞬間的に頭に浮かんだのは、かゆいのと痛いのとどっちがいいかということ。以前どこかで「痛いのは我慢できるけど、かゆいのは我慢できない」というのを聞いたことがあって、それが本当か考えてみたのです。
結論としては、あの脂汗だらだらの激痛はとても我慢できるものではなく、あの瞬間で比較するなら汁まみれでドロドロにかゆい方がいいと思いました(笑)
でもあのときの痛みを10として、痛み始めの頃やちょっと横になって動けないくらいの5~6くらいの我慢できる痛みなら、全然痛みの方がラクだと思います。
かゆみは精神を蝕む
朦朧としながら思ったのは「かゆみと痛みとでは精神の蝕み方が違う」のではないかということ。
今回、激痛でのたうち回りましたが、かゆみでのたうち回るときのような「発狂しそう」という感覚はゼロでした。
かゆければかゆいほど、頭をかきむしって、目は血走って、わけのわからない雄叫びを上げたくなる。そんなメンタルが追い込まれていく感覚はありませんでした。
でもこれは期間限定の痛みの場合で、日常生活に支障をきたすような慢性的な痛みを抱えている場合はまた別だと思います。
とにかく、今回はアトピーで脱ステしてドロドロにかゆいときよりも、虫垂炎の痛みの方に軍配があがりました。(というか、比べること自体がおかしいけど)
ついに原因解明!
その後、やっと痛み止めの点滴をしてもらいましたが、なかなか効かず、さらに強い座薬を入れてやっとほんの少しだけいたみが和らぐ程度。それでも、原因のわからない患者を入院させるわけにはいかないと言われ、這いつくばって夜中の1時に家に帰りました。
翌日も見せてくださいと言われていたので、病院に行って昨日の先生にまた診てもらいました。昨夜のような激痛はないけど、痛みがみぞおちからヘソの方に移動してると言ったら先生の顔がピキーンΣ(||゚Д゚)となって、CT見直したら普通の人の2倍くらいの虫垂が見つかりました。(1日目には普通の位置になかったので見つけられなかったようです)
私:先生、もうあんまり痛くないので大丈夫そうなんですけど・・・
先生:痛みがすっと引いたときは虫垂炎が破裂した可能性があるから、すぐに手術したほうがいいです
私:がーん!(;´゚д゚`)エエー
ということで、手術へ。
しかし、多摩医療センターでは、緊急手術は命に関わる患者さんの手術が優先されるので手術が明日になるとのこと。急遽近くの多摩北部医療センターへと転院し入院&手術となりました。
今の若いお医者さん達に希望が持てた
この間、久しぶりに最先端の医療に触れた訳ですが、今のお医者さんって徹底的に患者のQOL(クオリティオブライフ)を大事にするんですね。
どうしても今まで出会った酷い皮膚科医の思い出しかないので、こんなふうに人に寄り添った医療も可能なんだなと希望も持てました。
で、ツイッターでこんなことをつぶやきました。
最初救急車で多摩医療センターに運ばれたんだけど家族がERの医師に「一年前から楽しみにしている沖縄旅行が来週の水曜にあるんですけど無理ですよね」と聞いたら「我々は患者さんのバックグラウンドを一番大事にしたい。是非行って欲しい。その為に命に関わる所見がないか調べます」とキッパリ。
— さな吉 (@kihoncho) 2017年3月18日
てっきり「沖縄旅行なんて無理ですよ」と言われると思ってた。脂汗かきながら「え?沖縄?ていうか私は絶対無理!」って内心思ってたけど、最先端の医療ってここまでとことん患者のクオリティ・オブ・ライフを大切にするんだなってびっくりした。その後は常に沖縄のこと考えて対処してくれた。
— さな吉 (@kihoncho) 2017年3月18日
アトピーでも患者のQOLを第一に考えたらなんでもかんでもステロイド出す治療になんてならないはずなのにって、う〜う〜唸りながら考えてた。アトピーが長い目で見て質の高い生活を送るためにはステロイドは必要ない。皮膚科医はもっと広く学ぶべきだし、自分が何に加担しているのかを考えて欲しい。
— さな吉 (@kihoncho) 2017年3月18日
いかにアトピー患者がいっときの赤みやかゆみを消すためにステロイドを使い、その後の人生を台無しにしているのか、世の皮膚科医はもっと知るべきだと思う。
「アトピー患者のQOLはどこ行ったんだ!おまえら責任取れ!」と皮膚科の前で拡声器を使って叫びたいくらいです。(元気になって鼻息が荒くなってきました😅)
私が高校生くらいだったら、ERの医師に憧れて医者になりたいと思ったかもしれません。そのくらい今回お世話になった4名の若きお医者さんは素敵な方達ばかりでした。皮膚科医よ、見習え!
沖縄は、、、明日から行ってきます!
ツイッターの力
そして、今回何よりも励まされたのがツイッターのフォロワーさんの存在です。やっと携帯を見れるようになってから、「手術しました」とつぶやいたらたくさんのメッセージをいただきました。誰一人お会いしたことがないのですが、不思議とお顔が浮かび、術後のおなかが痛いとき、薬が合わなくて朦朧としているとき、歩き始めてよろよろしているとき、フォロワーさんのことを思い出して頑張ろうと思えました。ツイッターやってて本当に良かったと思いました。
フォロワーのみなさん、ありがとうございました!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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あなたにかゆみのない平穏な日々がくるよう心からお祈りしています。
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