【アトピーに役立つ本のレビュー】『食べ方問答―少食のすすめ』1日2食の半日断食

今日から不定期で実際に私が読んでアトピー治療に役に立った本のレビューを書いていきたいと思います。

まず記念すべき第一弾は、半日断食の祖とも言える甲田先生と、その理論に惚れ込んだサンプラザ中野さんとの対談本「食べ方問答―少食のすすめ 我が心の師に健康道の奥義を訊く! 」です。

食べ方問答―少食のすすめ 我が心の師に健康道の奥義を訊く!
マキノ出版 (2008/4/15)甲田 光雄 (著), サンプラザ中野 (著)

私がアトピーを良くするために実践したのは、この甲田先生が推奨している半日断食です。33年間ステロイド治療をしてきていっこうにアトピーは良くなりませんでしたが、この西式甲田療法を実践してからは体がみるみる変わっていったという実感があります。

情報に飢えていたので甲田先生の本は読みあさりました。どの本も先生の人柄がにじみ出る内容で、アトピービジネスに辟易していた私には理論が染みいるように入ってきました。

甲田先生とは?

甲田先生自身、半日断食で自らの大病を治されているため、患者の立場で物事が考えられる数少ないお医者さんです。

またご自身も以前は甘いもの大好きで、あんぱんや大福がやめられない、羊羹を竿で一気食いしてしまう、ぼた餅を一気に8個も食べてしまうなど、そりゃ筋金入りの甘いもの中毒だったといいます。

アトピーを良くするためにも甘いものを絶たなければいけない時期が必要なわけですが、その時に耳を傾けられるのは、やはりそのつらさを知っている人の言葉です。

甲田先生は甘いものをやめるつらさを誰よりも理解しています。甘いものがやめられず命まで落としかけた人ですから、その言葉には誠実さと優しさがあふれています。

ですから決して上から目線ではありません。そこがすごいと思います。さんざん皮膚科では上から目線でひどいこと言われましたから。そんな簡単に「かいたでしょ」とか「薬塗らないからだよ」なんて、辛さを知っていたら言えないはずです。その強者の理論というか立ち位置が、甲田先生にはそもそもないのです。

この本の特徴

この本は対談形式ですすめられていて、とてもわかりやすいです。読んでいると、サンプラザ中野さんがこれまで感じていた半日断食に関する素朴な疑問を、まるで私に変わって甲田先生に聞いてくれているような気がしてきます。

何冊も甲田先生の本は読みましたが、これは色んな意味で面白い! なぜなら実際の診察から入り、途中からは先生による個別レッスンのような様相を呈してくるからです。これまでの書籍では理解できなかったことや、詳しく解説されていなかったことが甲田先生によってわかりやすく語られています。

驚きの導入

本の導入では実際に甲田先生がサンプラザ中野さんの体を診察するところから始まります。
なんと驚くことにまず手相からみます。一気に怪しさ満載の導入ですが、私は嫌いではないです(笑)。(むしろ好きです)

導入を引用してみます。

甲田 中野さん、手を見せてください。
中野 はい。<中野さん、手のひらを甲田先生に差し出す>
甲田 中野さんは、左の手は悪いのですが、右手の親指が反っています。右手の親指が反っているということは、腹が太い、度量が大きいことを表していますよ。<続いて甲田先生、中野さんの手相を診る>
甲田 二重知能線で、頭も素晴らしい。生命線もいいですね。スタミナが普通の人の倍出ます。感情線はここまで来ている。これは完全主義者で、理想が非常に高いことを示しています。正義感も強い。モノ、カネより生き甲斐を重視します。自分自身を向上さえるために死ぬまで修行をする相です。
中野 先生、恋愛運は?
甲田 (微笑)
「食べ方問答―少食のすすめ 我が心の師に健康道の奥義を訊く! 」16ページより)

とこのように始まり、このあと手相、背中、お腹、気をみることでこれまでの往来や体の症状を言い当てます。

その後もサンプラザ中野さんが

  • 子供の頃から冷え性だった理由
  • 便秘で下痢だった理由
  • プロテインを食べて心身がおかしくなった理由
  • 自律神経失調症だった理由

など、先生が体をみることによって解き明かされています。

私も診てほしい・・・

こう思いましたが、残念ながら甲田先生はすでに亡くなられています。
この本を読んでご存命のうちにお会いしたかったと強く思いました。

こういう方が近くにいれば、脱ステ・脱保湿する際も心強かっただろうなと思います。

腸内環境について

この本の中で甲田先生は「腸のことを無視して健康は考えられない」とおっしゃっています。

昔、私が若かりし頃、なんでもかんでも宿便が原因!みたいな健康ブームの時期がありました。私も「なんとしても宿便を出したい!」という野望を抱いたこともありましたが、それらしきものは出たことがありません。

そこで、私がこの本でなるほどと思ったのは宿便の定義です。

甲田 一般に宿便は、腸に年々もこびりついているコールタールのようなものと思われていますが、実際は大腸ファイバー(大腸の中を直接見る医療器具)で腸の中を観察してもそんなものが認められることはめずらしく、たいていは見当たりません。(中略)でも、観察できないのは当然です。どうしてかといいますと、便は一年も二年も腸管の壁にこびりついていることはできないからです。腸管には約百種類の腸内細菌が百兆個も住んでおり、どんどん酵素(代謝を促す物質)を出して便を分解しています。しかも腸管の粘膜は三日に一度くらい生まれ替わりますから、腸管の壁にいつまでも便がこびりついていることはありません。
中野 では宿便というのはなんなのですか。
甲田 それは胃腸の処理能力を超えて食べ過ぎ続けた結果、腸管内に渋滞するカス、つまり腸管内容物です。
「食べ方問答―少食のすすめ 我が心の師に健康道の奥義を訊く! 」74ページより)

ほかにも本の中では、渋滞したカス(宿便)が異常発酵して、腸管の壁の血管から体内に吸収され、血液に乗って毒素が体中を回ると書いてあります。

ですから、朝食を抜いて食べる量を減らし、渋滞を解消する時間を作りましょうというのが、半日断食ということになります。

アレルギーも腸が原因

常に食べ物がひっきりなしに入ってくる腸では渋滞がおきて、滞留したカスから毒素が発生し、体内を回るとあります。
となるとアトピーにはどんな影響があるのでしょうか。

甲田先生は、アトピー性皮膚炎や花粉症の本当の原因は腸粘膜の傷にあると言っています。

甲田 そうです。食べ過ぎで宿便をため込んでいると、宿便に含まれる有害物が腸の粘膜を傷つけます。その傷からアレルギーの原因となるたんぱく質が素通りするのです。そして、皮膚表面でアレルギー反応を起こし、湿疹やかゆみなどの症状となって現れます。
中野 すると、腸の傷を治せば改善するわけですね。
甲田 そうでうす。「アレルギーは腹から治せ」です。腸は免疫器官でもあるので、腸に異常があると全身の免疫に影響が出るので、そのことも関係します。
「食べ方問答―少食のすすめ 我が心の師に健康道の奥義を訊く! 」82ページより)

実際の体験者の意見として、正直なところタンパク質がどうとか医学的な背景はあまりピンときません。しかし、砂糖や化学調味料を摂取すると有無を言わさず悪化したので、これはその通りなんだろうなと思います。

私も最初から納得して半日断食をやっていたわけではありません。他に手立てがなかったからです。そこで何度も甘いものを食べては失敗し、外食しては痛い目に遭って、肌がぼろぼろになっては鏡を見て泣き、やっと理解したというのが正直なところです。

半日断食で何よりも大きな壁として立ちふさがったのは自分の欲望でした。食欲ともまた違う、煩悩といいましょうか、満たされないものを食べることで満たそうとする心といいましょうか。

今も煩悩にまみれていますが、すくなくとも当時よりは甘いものに対するコントロールがきくようになってきたと思います。壮大な人体実験による学習結果かもしれません。

半日断食のアトピーへの効果は?

本の中に「朝食抜きの効果」として甲田医院で実践したアンケートの結果が載っています。
アトピー性皮膚炎は93%の有効率となっています。

また一般的には朝ご飯を食べることが健康維持の象徴のようになっていますが、このアンケート結果では朝食抜きを実行している95%の人が午前中の脱力感を感じなくなったと答えています。

これは、「食べていたときの方が午前中は疲れていたんだ」ということが、「朝食を食べなくなってからわかった」ということだと思います。

サンプラザ中野さんも「朝食を抜くと体が軽い」と述べておりますが、これには私もまったく同意見です。これは頭が冴えて体が軽くなるという断食本来の持つ効果なのではないかと思います。本格的な断食にはおよびませんが、朝食を抜くだけで毎日、断食のプチ体験ができるというわけです。

我が家は夫も私と一緒に半日断食をスタートしましたが、朝食を抜いている方が体がラクなのか、一度も朝ご飯食べたいと言ってきたことはありません。

他に役だった情報

本の後半では具体的に何をどう食べたらいいのか、また健康になるにはどんな生活習慣が必要なのか、詳しく書かれています。

甲田先生の他の名著「奇跡が起こる半日断食」(マキノ出版)にも半日断食の方法は詳しく書いてあるのですが、こちらの「食べ方問答」はかゆいところに手が届くという感じで、水の上手な飲み方や、果物、甘いもの、塩などへの基本的な考え方が示されています。

そこにうまい具合にサンプラザ中野さんが質問をはさんでくれるので、理解できないまま話が進むということがなく、たいへんわかりやすい構成になっています。

久しぶりに読んで、なるほどなと思ったのは水の取り方です。

コツは

  • 空腹のときに飲み、胃にものがあるときは飲まない
  • 午前中に水分をしっかりとり、食事中や食後3時間は水分をあまりとらない

とあります。

午前中の水分は、体を浄化するための水分で、体内の循環をよくし排泄を促すために500~600ミリリットル飲むように、とあるので、初心に戻って最近は意識して水を飲むようになりました。

この本はどんな人におすすめか

これから半日断食に取り組もうという方には超おすすめです。できたら「奇跡が起こる半日断食」「マンガでわかる西式甲田療法」と一緒に手元に置いて、何度も見返しながら取り組むのがいいと思います。

この3冊があれば何かでつまづいても、どこかに必ず答えが出ています。

最後に

いかがでしたでしょうか。

アトピーを自分で治そうと思ったとき、誰の言葉をどのように取り入れていくのかが大事になってくると思います。

その人は信頼できる人なのか、その人の言葉に耳を傾ける気になれるのか、またその人が私たちアトピーのことをきちんと一人の人間としてみているのか、この辺がポイントになってくると思います。

その点では甲田先生は、私にとって信頼できる人でした。

本当はまだまだ書きたいことがありますが、今日はここで力尽きました💦
またいつか続編もあるかもしれません。

 

よろしければ下記もご覧ください。

私の脱ステと脱保湿の記録はこちら

アトピー脱ステ脱保湿・猛烈な排毒との戦い【写真全58枚】1年ごとの詳しい記録

2017.02.15
2回目の脱保湿の記録はこちら

アトピー脱保湿2回目・激しいリバウンド【写真全42枚】9ヶ月の詳細な記録

2017.02.13

脱ステ・脱保湿と同時に私が取り組んでいたもろもろはこちらです。
   ↓↓↓↓↓
①1日2食にする(半日断食で腸をきれいに)
②腸にキズをつける食べ物を摂らない
③半日断食+スイマグで腸内環境を整える
④石けん、シャンプー、洗剤類を一気に変える
⑤半身浴で脱ステ中の排毒(デトックス)を促す




最後まで読んでくださってありがとうございました!
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2 件のコメント

  • 甲田先生の本は何冊か読んだことあったのですが、サンプラザ中野さんとの本は読んだことありませんでした。
    ぜひ参考にさせてもらいます。

    • アルゴさん、コメントありがとうございます! 
      この本は本当に面白くてあっという間に読み終わってしまいました☺️
      甲田先生がサンプラザ中野さんの質問に誰にでもわかるように丁寧に答えてくださっています。
      今回は本の半ばで力尽きてしまったので、いつか後編も書きたいと思っています(^o^)

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